ねじれ姿勢バランスとは・・・
体にパワーがなくなったり、体が辛くなるとやりがちな姿勢バランスがあります。「ねじれ」です。ねじれ方も本当に様々ですが、簡単に言うと雑巾を縛ったような姿勢です。
この方は、右肩を前方に出した巻き肩、左骨盤膝を前に突き出しているので、左膝は少し曲げている状態です。
特に初めて来院される方は「ねじれ」状態の方が多いと感じます。
定期的に来院されているメンテナンスの方でもこの「ねじれ」が出ると、いつもと違ったハードなことがあったのかとか、疲労感が強いのか、ホルモンバランスが急に乱れているかなどを疑います。
本日来院された方も定期的に来院されている方ですが、予約のタイミングが合わず1ヶ月半ぶりの来院でした。
腰(仙骨あたり)が痛い、のぼせがひどい、鼻水が止まらない、むくみがある、寒暖差があるときが辛いといった症状を訴えていました。
お身体を拝見すると当日の体は「ねじれ」の状態。
ねじれ姿勢の方に見られた身体の不調
思考偏重
頭部内熱がつよい
血圧の問題よりもリンパ系にストレス
粘膜系にストレス
秋に弱くなる経絡の弱りがある
この方は生まれ持って「骨盤が開きやすいタイプ」の方ですので、骨盤が安定しなくなるとグラグラしてどうしてもねじれを出す傾向も強いです。なので、自分の力にパワーがなくなるとどうしてもねじって体に力を溜め込もうとします。
ねじれが強くなると、この方の訴えのようにむくみが強くなります。見た目でだけでねじれだけでなく、体の中の血管やリンパのねじれも起こしやすくなります。血圧が不安定になる方もいます。
腰の力が抜けているので、ねじれを入れ上半身主導で動くので背中もパンパンに張っていました。⇨頭部の内熱が強くなり、のぼせが強くなることが多いです。
思考偏重も頭部の内熱を高める原因となっています。⇨内熱があると、頭を冷やそうと鼻水や汗を出します。
また、この方は寒暖差アレルギーもあるのですが、今日はアレルギーよりも「ねじれ」の反応の方が強く出ていました。寒暖差アレルギーも頭部内熱と、粘膜系やリンパ系にも反応が出ます。
背中の張りを訴える方も多いです。特に副腎の裏に当たる肩甲骨周囲がパンパンです。といったように様々な複合的な原因が考えられます。
思考偏重になり体のパワーダウンが考えられました。
ねじれている原因は人それぞれですが、それが追求できないと症状の改善が難しいのです。