原因は平衡覚の狂いによる症状
30代女性の方です。施術を何回か重ねられて、今では笑顔を見られるようになり本当に嬉しく思います。
検査をすると平衡感覚にストレスがありました。平衡覚にストレスがあると、足裏の皮膚感覚に鈍りが出ている状態です。足は耳と連動している骨があるので、足の使い方がよくないと耳の閉塞感や耳鳴りが出てくる場合があります。
もちろん足裏が不安定なので目が杖代わりになって歩行している状態なので眼精疲労も非常に強くなります。目の奥が痛い、頭痛がするといった状態もでます。
気圧が悪い時に具合が悪い気象病による症状も出ていました。
気象病は体内圧を保つことが苦手な方が多いので、それによって顎関節や眼に負担がかかっている場合もあります。横隔膜の緊張により呼吸の浅さも出てきます。
体癖を良い方向へ導くことが大切
姿勢や歩き方、立ち方など自分が無自覚に方向付けられている状態を修正することが大切です。
施術で変化が出ても戻ってしまうという繰り返しをなくすために自分の力で良い方向付けをするようにサポートしています。
自分の体の状態に気づき安心を得られることが回復につながります。
最近多くなっている不定愁訴
病院をはじめいろいろなところへ検査へ行き、検査では何も出ないのでますます混乱して来院される方もいます。「不定愁訴」と呼ばれる原因がはっきりしない症状がある方が多くなっています。
30代以上になってくると、環境の変化や体調の変化で体に負担となることが多くなってきます。体は外的要因でも大いに影響を受けます。
同じ症状でもなぜそうなっているのかの原因は個人によって様々です。環境や既往歴、どれだけの年数のものなのか、生まれ持った基本的な体型などが絡んでくるからです。
その上でも鑑別はとても重要です。
体の状態に変化が出てくると、検査にも変化が出ます。なので毎回検査をしています。その日の状態や背景をお聞きしながら施術している理由はそこにあります。
今の状態はどうなのか?常にそれを探っていきます。そうするとその方の癖や改善すべきところも浮堀になっていきます。