顎の激痛・・・原因は?

突然の顎の痛み

先日ライン@でご予約とご相談がありました。

顎が突然痛いとのこと。

かれこれ数年通院している方で、今は1ヶ月から2ヶ月に一度か症状が出てきた時に間隔を縮めてくるか、くらいのペースで来院いただいております。

去年あたりからメンタル的な疲れや疲労感が増しているな・・・という印象はありました。仕事柄コロナの影響を受けていることも考えられます。

ただ・・・食いしばりは多少あったものの「顎が痛い」というのは私もみていて初めてでした。

予約が次の日はいっぱいだったので・・・来院するまでの間は本人もどう対処して良いのかわからないと思い・・・自己メンテナンスをお伝えしました。

骨盤が開きやすいタイプ

来院いただくまでに自宅でやってもらうことをいくつかお伝えしましたが、一つは「はいはい運動」をしてくださいと伝えました。

顎が悪ければ顎にアプローチするよりももっと効果的な連動性を見ます。

特に、この方の基本体型は骨盤を開いて立位バランスを保っています。

もともと数年前の来院のきっかけは慢性腰痛でした。今では腰痛はほとんど感じなくなっていますが、「骨盤が開きやすい」ということは骨盤の安定感もないということ。腰がグラグラすることで、股関節痛や腰痛、座骨神経痛、ひざ痛などを起こしやすくなります。

来院当初はこれらの症状をよく訴えていました。

骨盤がグラグラしていれば、骨盤を安定させる動作をすれば良い、ということではいはい運動です!

あとは足裏を安定させること、頭のない熱を下げることを具体的にお伝えしました。

他の骨との連動性で顎も可動域が広がることで少しは改善されると思ってお伝えしましたが、ご相談いただいた二日後の来院時はだいぶ良くなっている!と喜ばれていました。

顎の激痛の原因は・・・

早速検査をしてみると・・・

ストレスがかかっていたのは頭部の「思考」と心・魂の「心因的」なストレスの2つです。

どちらか一つだけならともかく、考えすぎ、心のストレス、両方とものストレスは体に大きなダメージを与えたのでしょう。

仕事をこなさなければけない、誰にも頼れない立場、うちへ帰ってきてもソワソワしてずっと動いている・・・脳は強迫観念まで引き起こしていました。

脳へストレスがかかると上顎の食いしばりが強くなります。

この方は上顎へのストレスに加えて、骨盤が開いてグラグラして踏ん張っている状態なので下顎もストレスがかかり両方の顎でしっかりと食いしばっている状態がよくわかりました。

食いしばりが強くなると呼吸が浅くなります。

就寝中も呼吸が苦しい感じがしたり、喉が詰まった感じがする、ということもおっしゃっていました。

疲れていても動き続ける

もう自分では動きを止められないし、体は疲れて横になって休みたいのに休めない・・・ということをおっしゃっていました。

最近来院される方で多いご相談です。

動き続けて全く休まらない、動いていないと不安感が出る・・・強迫観念ですね。

アドレナリンが出っぱなしになり眠れない、慢性疲労感、躁鬱を繰り返す、不安感がある・・・といった状態になる方が多いです。

心の状態が体へ反映されます

心も体の状態も安定していたらどんなにか安心な人生を送れるでしょう。

当院ではご自身でも体の状態をまず知ってもらう、自分の癖に気づく、これらのことを大切にしています。

体は95パーセント以上無自覚の動きをしている、とお伝えしています。

自分が呼吸が浅いこと、食いしばりをしていること、のぼせ感があるような気がする、足を組む、いつも同じ方向を横にして寝ているなど・・・それが他の人と比べられないからわからないだけで、自分では判断できないことや癖となっていることが多々あります。

その大したことないと思っている症状や癖も蓄積すれば、どうなるでしょうか。

自分の体に目を向けて気づき、対処することが豊かな人生を送れるとお伝えしています。