熱中症をきっかけに体調の不調がある
40代女性 病院勤務
主訴
熱中症になってから、体調がすぐれなく疲れやすかったり、不眠に成る。
気持ちも沈み、鬱状態になっている。
ホットフラッシュのようなのぼせ感や汗をかいたり、ドキドキするときもある。
婦人科でホルモン療法を始めているが効いていないように感じる。
来院のきっかけ・・・
更年期症状かと思い、当院を探し来院されました。最近は不眠傾向にもあり、仕事をしていても集中できず休職するかも悩んでいるとのこと。
更年期症状ではなく自律神経失調症
年代的に上記の症状があれば更年期障害といわれることがあると思いますが、自律神経失調症だと伝えました。
ホルモンバランスが大きな原因ではないことも検査でわかったので、この方がホルモン補充療法をしてもあまり聞いていないような気がする・・・という理由はわかります。
大きな原因は・・・先天的な体型の癖が体の使い方などで強すぎてしまい気力が落ちすぎてしまっていること、熱中症をきっかけに免疫力が一時的に低下したことをきっかけに体のエネルギーも一気に低下してしまったこと。また、スマホ依存で思考偏重になっているため。
これらを説明すると腑に落ちたようです。
免疫力の低下でガラッと体が変わることもある
通院している方でも、冬に風邪をひいたり胃腸炎になったり特に熱が出るようなことがあると体の状態が一気に下降することがあります。
それまで、せっかく状態が改善されてきたのも体調を崩したことをきっかけに元に戻るようなことがあります。
治癒力や免疫力が落ちてしまうことによるものだと思いますが、人間はエネルギー体なので活動できることでエネルギーを燃やし続けています。
一旦活動のエネルギーが落ちるようなことはエネルギー体としての活力も失われてしまう、ということなのです。
逆に、引きこもるような生活をしていると一気に体が虚弱になってくることがあります。休むことが必要な時はしっかりと休息をして休めることが大事ですが、動ける状態を止めてしまうことも影響が出るということです。
たまに来院される方で「鬱になりたくないから・・・」と言って強迫観念で動き続けてくる方もいます。こういう場合は、しっかりとまずは休むことが大事です。
もちろん、休み方がわからない方なのでしっかりと休め方をお伝えしていきます。まずは生活習慣から変える必要がある方もいます。
今体はどんな状態か・・・どんな施術でどんな生活をすれば良いのか?適切なケアをしていくことがカギとなります。