繰り返すぎっくり腰には共通の原因が・・・
当院へ来院されたきっかけも数年前のぎっくり腰でした。
最初はブロック注射を打って痛みを凌いでいたそうですが、だんだんとそのブロック注射も効かなくなり・・・当院へ来院されました。
足を引きずっての来院。歩くのもやっとの様子でした。
施術後はなんとか歩けるまでになりました。それから、かれこれ数年にわたり来院されています。
その方に適した自己メンテナンスと当院で販売しております、骨盤ベルトで腰を締めることでぎっくり腰も出ることなく腰痛も軽減されていました。
また、鉱石クリームも適度に塗っていたのでご本人なりにやるべきことはやっていたと思います。
しかし、1年に一度程度のぎっくり腰もどきに・・・
お仕事をするようになり施術の間隔を開けるようになってきたころ、久々に「ぎっくり腰になりそうだ・・・」とのご連絡をいただくことがありました。
その時はすぐに来院されるほどの様子ではなかったので、自己メンテナンスをいくつか提示してご予約してもらい施術して回復されました。
今回はいつもと違うぎっくり腰になっていた・・・
しかし、このラインをいただいた時には流石にぎっくり腰になりそうではなく、ぎっくり腰になってしまっていたのですぐに来院いただくようにしました・・・。
その結果、検査をすると完全なる「感情負担」によるぎっくり腰でした。
感情は足裏に反映されるので、足裏がぐらぐらすると土台である腰もぐらぐらします。
また、体のくせが強まりすぎて片側に体のぶれるような使い方が強くなっていたので体の左側だけに緊張がありました。
思考偏重の方は、頭部にエネルギーがいってしまうタイプだと腰の力が抜けるような状態になりぎっくり腰になりやすいのですが、この方もそのタイプでした。
今回はそれに加えて「感情の負担」もみられました。
今回のぎっくり腰はいつもと違う様子・・・。歩くのもやっとで来院されました。
お話を聞くと、確かにさまざまなストレスを抱えており、ぎっくり腰の前兆はだいぶ前からあったとのこと。
それでも自己メンテナンスでいつものように回復できるのだろう・・・と思っていたとのことでした。
確かに、あれだけ寝込むようなぎっくり腰を繰り返していた方が来院されるようになり随分回復されていたのでまさかまた、歩けないほどのぎっくり腰になるとは想像もつかなかったと思います。
無意識下の癖を知ることがポイント
繰り返すぎっくり腰をしている方は、大体いつも同じパターンで起こりますが、強いストレスを受けた時にもぎっくり腰になってしまう場合があります。
腰を使いすぎたからとか重いものを持ったとか(きっかけとなったとしても)だけでなっているわけではありません。
ぎっくり腰になる自分のパターンを知ると繰り返すことが防げてきます。
自分の体の使い方は95%以上無意識レベルのところで起きています。
無意識のレベルでどんな癖があるのかを知り変えていくことが改善の近道です。
立っていることができるようになってきた頃の写真。
前のめりになって膝に負担がかかっているのがわかります。
半月後です。この間こまめに来院いただき、やっと日常生活が送れるようになってきました。
立っている姿勢もきれいになっています。