パニック障害と診断されました
寒くなると、孤独感や不安感を感じる方が多いです。
今月は病院でパニック障害と診断されて抗不安剤を処方された方が数名来院されました。
症状としては動悸、息切れ、不安感が強い、目が気持ち悪い、頭がスッキリしない、意識が遠のく感じがする、離人感。
1回このような症状が出てしまうと不安から外出もままならなくなり、引きこもりがちになります。
また、常に不安感があるので考え事も多くなり集中力がなくなり、不眠症になってしまうこともあります。
陰になる冬はメンタルの不調に要注意
季節の流れは人体へも影響を与えます。
陰陽であらわすと秋と冬は「陰」です。
春と夏の陽からガラッと陰になるので、身体もその影響は受けます。
日照時間も短くなり、暗い時間帯の方が長くなります。人間は光を浴びることでエネルギーを活性化させているので、暗い中で日中のように同じエネルギーで動き続けるのは困難です。なので、暗い時間帯が多くなる冬の方がエネルギーは停滞する時間が必然的に長くなります。動物だと冬眠しているので人間も少なからずとも充電期間だと思って良いと思います。
「冬季うつ」とはまさにその影響を受けています。
冬になると体が弱く感じたり、やる気が起きないのが極端になると「うつ状態」となります。
春になれば自然と良くなるのか?
では、春を待っていれば自然と良くなるのでしょうか?
今月来院されている方が初めて症状に気づいたのは、夏から、秋からまたは冬になると繰り返す、という方が多かったです。
症状にすぐに気づいて来院される方はごく少数です。たいていは、時間の流れで解決するだろう・・・と思っている方がほとんどです。これは誰しもそう思うのは仕方ないと思います。
しかし、原因がわからずに自分で調べて益々不安になる方がほとんどですので、もし不安な状態が続いているようでしたらどうぞご相談ください。
症状が長くなるとそれだけ治療する期間も長くなってしまいます・・・。
来院されている方は「もっと早く知っておけばこんなに心配することはなかったのに・・・」とおっしゃる方も多いです。