症例:背中の張り、のぼせ、鼻や喉の違和感、慢性疲労感など

40代女性 コロナをきっかけに鬱と更年期症状のような症状

40代  女性 看護師

コロナがまだ脅威にさらされていた6月から来院されていました。コツコツと数日から1週間そして2週間あけての来院をされてきましたが、この度3週間後の施術としました。

当初は元氣になられていく様子が想像できないくらいのお辛い状態だったので私も本当に嬉しく思います。

きっかけは、熱と喉や鼻の違和感でした。コロナになったかも知れない・・・そんな不安が常に抜けない状態で、体力の落ち込みや倦怠感がなかなか抜けずにいました。

それに加えてのぼせや背中の張り、動悸、呼吸の浅さなどで更年期障害症状かもしれないと疑い当院に来院される前には病院に受診されホルモン補充治療をされていました。

しかし、ホルモン補充治療があまりきいていないとのこと。とにかく倦怠感や疲労感、氣分や体力の落ち込みがひどく来院されました。

早速カウンセリング後、施術前検査をしました。

尾椎骨折で体内圧の狂いと頭部内熱・嗅覚過敏

〜施術前検査〜

○「体内圧」のバランスがうまく取れなくなっている状態(20代に尾椎にヒビが入っています)

○頭部内熱が強い

○呼吸不足

○脳ストレス状態

○五感は嗅覚にストレス

〜検査から考察〜

ホルモンバランスの状態はほとんどストレスが見られなかったので、そのこともお伝えしました。なので、今飲んでいる薬や治療はあまり効いていないことも納得されていました。

呼吸不足があると、喉のイガイガや違和感が出てきます。生まれつき鼻腔が狭いので鼻呼吸ができず頭部の内熱が強くなってしまったり、口呼吸が原因でもありました。また、鼻腔が狭いこと、体内圧の狂いがあることによる姿勢不良で喉を閉めている状態でした。

初めの頃は頭部の内熱をとるクーリングと呼吸法をお伝えしました。

また、20代で尾椎にヒビが入っているので、「体内圧」が抜けてしまいやすい状態なこともお伝えしました。体内の圧がうまくコントロールできないので、体は肩を巻いて鎖骨を内側に縮めて胸骨を狭めたような姿勢となってしまいます。「体内圧」に狂いがあると天気や季節の変わり目が苦手な場合が多いです。

食いしばりと横隔膜の緊張もみられました。

一度体調に異常が出るとなかなか抜け出せないタイプであることもお伝えし、しっかりと休養することをお伝えしました。

施術から1ヶ月頃からだんだんと横になっている状態から動けるようになってきたので、体内圧が体に溜まるようになるストレッチもお伝えしました。

少し頑張るとアップダウンがある日が続いていたので、体にエネルギーが溜まるメンテナンスもお伝えしました。

免疫力が落ちた時に自律神経が不調になる

この方のように、風邪や感染症をきっかけに体の状態が大きく影響を受けてしまう場合があります。それに加えてコロナが起きたことにより、仕事での緊張などもあり心へもストレスが大きくかかってしまったのだと思います。

大きく落ち込んだ時には充電期間が大切ですが、ただ休むだけでなく体のエネルギーが溜まる方向へ改善していかないといけません。

体の使い方を変えることでだんだんと改善が出てきます。半年かからずにここまで変化が出てきたことが本当に良かったと思っています。あとは、無理しすぎないようにだんだんと体を慣らしていくことが大切だとお伝えしています。